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15の僕 [展 心 徒 然 草]

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  人類の存在自体が自然現象だと気づいてしまった15歳の僕には、人間社会でどうこうすることはすでに考えられないことだった。すべきことはひとつ,自然現象として生きることしか無い訳であって,いかなる自然現象たるかということこそが生きる上でのすべての問題だった。

 さて、人間社会で自然現象としてイキルということは実に難しいことだと気づくのに、さほど時間はかからなかった。なぜなら、社会は十分にシステム化されており、現実のシステムにのっとったっ生活様式以外の選択肢を15歳の少年が選択することは、事実上不可能なことだった。

 中学3年生といえば高校受験のことが当面の課題となっていた。体制としての学校は個人の人生などには興味を持つ余裕などない管理体制によって、合格できるかどうかという唯一の基準で生徒に進路を決めるよう指導する。この方針は1人の人格を持った個人としては到底納得できるものではなく、当然のこととして僕は自ら進路の模索を開始した。とはいえ悲しいかな、15の僕は年相応の幼い少年だった。そんな幼い僕が選んだのは船乗りになるということだった。

そして『国立富山商船高等専門学校 』へ願書を提出した。(つづく)

 


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