建築金物 リバイバル [鍛冶屋の手仕事]
鍛造S字螺旋階段。内装完成後に施工した。階段本体と手摺りは全て組み上げて持ち込み、梁と床下地にボルトアップして固定してある。重量が150キロほど
あったので結構大変だったが、施工時間は踏み板・手摺りの笠木の木部を現場加工して 正味16時間ほどで施工完了した。低予算をクリアするにはこれしかない。
都内本郷の寺の内装パーテーション金物だが、大手ゼネコンの設計施工が終了してからデザイン施工した。壁面は大理石で床は御影石、天井は軽鉄の吊り天井、絶望的にきびしい現場だった。
和蝋燭二本立て用の燭台。
茨城県水戸市のバーのために製作した屋外階段用のフットライトレリーフ。高さ900ミリ幅1.200ミリ
自分用に製作したコーナーテーブルだったが、どうしても欲しいと西八王子のレストランへ納めた。メニュースタンドに利用されている。
場所と鍛鉄の味と展心さんの作風の味が自然の姿に溶けあっているみたいで、見ている私の居場所を不思議と感じてしまいます。
そこに行きたくなりますね。そこにいるのが当然 自分がそこの主人になった雰囲気を感じてしまいました。
by 桜の花 (2007-01-20 09:41)
本当に色んな素材を使いこなせるのですね〜!!
燭台の着色は真鍮色に見えます。。なんだろう??
展心さんの作品は新しい物もまるで時代を経てきたかの様な深い味わいがありますよね〜。
ホント凄いです。。
by トリコ (2007-01-21 01:29)
>トリコさん するどいですねーー!そうなんですよ、燭台の仕上げには、真鍮のすりこみをしています。これは錆付けせずに作品をあぶって暖めておいて、細い線径の真鍮ブラシで素早くブラッシングすると鉄の表面に真鍮がすりこまれます。細かいテクスチャーをハイコントラストに仕上げることができますので、おすすめです。ただし、作品の加熱は真鍮が軟化する程度までする必要がありますので、赤めちゃわないように注意してください。お歯黒使うんだったらこの後で使います。最後は蜜鑞引きで決まりです。
by TENSHIN (2007-01-21 05:49)
凄技を聞いちゃいました!!必ずいつかトライします!!
お歯黒は実は早々にチャレンジしたのですが。。
緑茶が無くてジャスミン茶で試しました浅黒くなり雰囲気は出たのですが鎚目の凹みでムラが出るのでもう少し美しい鎚目をつけれたらな〜って課題は尽きませんね〜。。
フリクションプレス。。。買える日は遠そうだし。右手さん頑張りましょう。。励ましつつトントンテン!
でもお歯黒&蜜蝋仕上げはペンキでは覆い隠されてしまう、鉄肌の美しさが出て良いですね〜。!
by トリコ (2007-01-21 22:25)