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鍛造の続きです [制作現場写真]

  火付けは新聞紙と炭を使います。炉の吹き出し口の上に砕いた炭を新聞紙でくるんでのせ、火をつけてすぐにコークスで埋めてから送風します。
  
 はい、炭に火がまわってきましたね、煙が出なくなるまで、送風は弱くしておきます。
  
 コークスの火がおきるまで、材料は並べて予熱しておきます。今日は15ミリの角棒をたたきます。

はい、コークスの火がおきましたね、ここで材料を火に突っ込みます。

こんなぐあいですね。

たたくのは機械も使います。これはフリクションプレスというプレス機です。
作業にあわせて型を付け替えて使用します。今日は上下同じ平らなハンマーを使います。

左手で赤まった材料を下のハンマーの上にのせ、右手でレバーを押し下げると、その動きにあわせてハンマーが上下します。フリクションは非常にデリケートに右手の動きに反応してくれるので、微妙なニュアンスで鍛造することができます。

はい角棒がこんな形のパーツになりました。


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コメント 2

トリコ

憧れのコークス炉だ〜!!
私が今使っているのは小さめのドラム缶に穴を空けてブロワーで送風して
コークスを熱しています。
でもいまいち芯から赤くなっていない気がします。。
フリクションプレスがあれば百人力ですね〜
フリクションプレスは初めて知ったけど
昔、足踏み式の鍛造機を使った事があります。
かなり役立つものでした。。とても高価だと聞いているので、ナカナカ手はだせませんが。。展心さんのラボはおもしろく興味深いモノが溢れていそう
東京に行ける時は、よければ訪ねさせてくださいね!!
二人も子供付きですが。。
昔6年程、東京の荻窪に住んでいた頃の、友達が東京にはたくさんいるので
たま〜〜〜〜に東京には行くのです。
by トリコ (2006-08-10 09:51) 

TENSHIN

ぜひよってくださーい。フリクションプレスはサイズがいろいろあって小さいもので10トン(プレス圧)くらいからあります。東京近辺では、10トン10万円くらいの中古相場かな。うちのは60トンなので、中古で60万したけど余ってる工場から直接譲ってもらえれば格安で入ることもありますよ。鍛造用の道具としては一番使い出があると思います。
by TENSHIN (2006-08-10 11:47) 

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