村の鍛冶屋のヴィンセント [展 心 徒 然 草]
倅の羽鉄の夏休みを利用して、義姉のいるスロバキアに滞在している。
避暑 のつもりもあったのだが、連日猛暑にみまわれ、40度オーバーもありがたく体験させていただいた。
さて、前回スロバキアを訪れたときには彫刻家、アンドレイ・ルドウスキーのところをおとずれたが、今回は義姉のつてで村の鍛冶屋を紹介してもらった。彼の名は ヴィンセント・オストラディツキー。
この村で三代100年にわたり鍛冶屋を営む家の二代目だ。30年鍛冶屋を続けたが、心臓のトラブルでリタイア、現在は三代目のヤンが家業を継いでいる。
自慢のアンヴィルには1914年の刻印があった。
ヴィンセントの仕事は伝統技法による火造り鍛造だったようで、”一本の鉄棒から作った”様々なものを見せてくれた。
ナイフは若い時分相当たたいたといって見せてくれたが、多層鋼の景色が美しい無骨な味わいのあるものだった。シースの革細工も勿論自分でするという。
鉄炮 剣 甲冑 鍵 錠 農具 建築金物、木工、革細工できることなら何でもこなす頑固で器用なヴィンセントにほれた。
といきなり
何やら長いパイプのようなものをくわえて、、、、生演奏を始めたのだった。これはフィヨラという民族楽器で、やはり自作のものだそうだ。音色がすこぶる幻想的なリード楽器だった。
んんんーーーーーー っっ!!作りたいーーーーーっっ!!!
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