新作照明・・・「玄関侍」 [鍛冶屋の手仕事]
この春、久方ぶりに古い仲間たちと展覧会を催した。東京新宿のオゾンホールに家のセットを組み、様々な素材の作家が内外装をするといった趣向の展覧会だった。
旧作新作あわせて4点出品したうちの新作・「玄関侍」。一対の玄関灯だ。
2,3㎜の鉄板鍛造と宙吹きガラスによるブラケットランプ。錆付け蜜鑞引きで仕上げてある。
照明作品 リバイバル [鍛冶屋の手仕事]
鍛鉄玄関灯。宙吹きガラスと鍛鉄、ベースは松材。
ガレ工房の花瓶を所有するご婦人の照明付きのディスプレースタンドがほしい、という依頼で制作した照明付きスタンド。鍛鉄の花形照明にトカゲがとまっている。
トカゲだけ真鍮の刷り込みで鑞引き仕上げにしてあり、花は焼き色に漆の焼き付けで仕上げてある。
三本立てのクジャク燭台。すかしに和紙を貼り蜜蝋で固めてある。
鍛鉄に和紙のテーブルランプ。油焼きで黒仕上げ。
鍛鉄に和紙のテーブルランプ。さび付けして鑞引き仕上げ。立川で展覧会をした折、どうしてもほしいという画家の老人がいて、自宅のアパートを訪れてみると、とても代金をもらえるような状態ではなかった。しかしあまりにもの熱意に出世払いでということで収めたが、もう生きてはいないだろうナーー・・・・
鍛鉄制作門扉 [鍛冶屋の手仕事]
よくも悪くも感慨深い作品である.かつて営んでいた工房での最後の作品で,東京都内北大塚の個人住宅のデザイン門扉だ.コルテン鋼による鍛造で、錆づけお茶黒蜜蝋引き仕上げになっている。この門扉をおさめてから著しく体調を崩し,ついに工房をたたむに至ってはや4年。うーーーーーむっ!!