天然文明移行計画

資源再利用展心試験炉一号改
現在私の所有する家財道具の中で、最重要機材であることは間違いない。家はなくともこの炉があればとりあえず生き延びることが可能だ。コスト・耐久性・利便性この上ない万能炉である。暖房はもとより、焼く・煮る・蒸す・干す・あぶる・いぶす・炭焼きとたいがいのことはできる。現在輻射式温水ユニット制作中。

出来ることなら死ぬ前に完成させたい、名付けて　展心塚。あこがれの天然文明生活を実現する基本ユニットだ。

資源再利用実用型展心炉一号
相模湖町のカフェあみーゆのために制作した実用炉１号。非常に残念ながらオーナーの希望により、天板は溶接で固定したため多目的な利用が制限されているが、できとしては非常に完成度が高い。自分で使えないのが残念だ。

みそ仕込み

 天然文明的にいってみそづくりは非常に重要な文化的年中行事のひとつである。

材料は豆と麹と塩、そして一番肝心なのが水である。

全ての物質がミタメといって自身の内部に外部からのエネルギーを胎蔵できる。これは水でも同じで、水質として溶け込むものの他に、電気勢力として蓄えられるものもある。昨年より使わせていただいているこの水源は、東京と神奈川の都県境、大垂水峠の上からの湧き水で、バナジウムを含有した名水である。

 

豆はまる2日水にさらして戻しておく。今回は約20キロの大豆を使用した。

 

計量には1升ますを使う。2升づつセイロに入れて蒸しあげる。

 

 羽釜とセイロは餅つきみそ仕込みに欠かせない天然文明の利器といえる。                   photo by Keiko Yazaki

蒸し上がった豆を、うすに移して杵でつく。うすはケヤキ材をチェーンソーでくり抜いて造り、杵はサクラで造ってあります。このうすの周りを回りながら、2人組で豆を杵つきして行きます。今回は、20うすほどつきました。

つき上がった大豆。豆粒がなくなれば出来上がりです。10分ほどつきました。

 

あらかじめ麹と塩をまぜあわせた塩きり麹を用意しておき、こね鉢で手でこねて混ぜ合わせる。

 

写真がこれしか無くて申し訳ないが、この後無事みそ玉になりました。             photo by Keiko Yazaki