しなやかに 艶めきたりし マムシかな [展 心 徒 然 草]
津久井の中野でマムシと遭った
ひと月ほど前、測量業者の知人から電話があった。
仲間の水道屋の会社にマムシらしい蛇がいるというのだ。
いって捕まえられないかというので事情を聞くと、スクラップをためておく鉄板でできた箱の底でとぐろを巻いているという。箱の高さは1メートルほどあり、逃げられる恐れはないという。願ってもない好条件といえる。
今うちで使っているマムシ酒もだいぶ薄まってきており、そろそろ獲物はないかと思っていたところに降った話に、はやる気持ちを抑えながら知人に問う。「本当にマムシなのかね?」と。現場は車で15分ほどの距離とはいえ、無駄足は運びたくはない。知人曰く「写真撮って送ってもらうか?」と。
こんな時スマホというのはすこぶる役に立つ。ほどなく送られてきた画像は間違いなくマムシだった。
捕獲道具を急いで準備する。たいていの場合、パイプとひもで事足りる。今回は、直径16ミリほどの鉄パイプと、6ミリの荷づくり用のポリエチレン製よりひもを使った。
仕掛けはいたって簡単で、パイプの中にパイプの全長の2倍強の長さのヒモを半分におって鉄パイプの中に通し、先端に10センチほどの輪を作る。もう一端は二本のヒモを結んで、引き手とする。
捕らえ方も単純である。マムシの鼻っ先にそーっと輪を持ってゆき、頭が入ったところで一気に引き手のヒモを引いて首を締め取る。
かくしてこのマムシはペットボトルの虜となったのであった。
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