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くろがねの 馬の頬面赤めつつ 鎚打つヒビキに 暑さ忘れる [展 心 徒 然 草]

 永らく薄鈑をたたかなかったが、やはりおもしろい。

P1030505.jpg

 何がおもしろいのかといえば、カンを働かせるのがおもしろいのだ。

鉄板をたたいて造形するにはまず加熱しなければならない。しかし闇雲に加熱しても思い通りの形はできない。どこをどれくらい加熱するかを瞬時に判断しなくてはならない。さらにどこをどんな形の鎚で、どれくらいの強さでどの方向にどんな動きでたたくかをたたきながら同時に決定しなければならないのだ。これは力仕事であると同時に、非常に複雑な頭脳労働でもある。つまり、カンが働かなければこなせるものではない。

その全ての行為が鉄という素材にたたき込められてゆく。その鎚跡ひとつひとつに作り手のイブキを感じさせる鉄が好きだ。


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コメント 4

ポールスミス 店舗

初めまして、よろしくお願いします
by ポールスミス 店舗 (2011-09-07 12:22) 

ポールスミス

お邪魔しました。
by ポールスミス (2011-09-07 12:22) 

ポールスミス 財布

ご迷惑掛けてごめんなさい
by ポールスミス 財布 (2011-09-07 12:22) 

TENSHIN

ポールスミスさん、書き込みありがとうございました。全然じゃまでも迷惑でもありませんので、またどうぞ。
by TENSHIN (2011-09-07 20:02) 

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