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作り手はものオモヒであらねばならぬ [今時の鍛冶屋の学校]

これから鍛造を始めます。まず鍛冶屋にはヒがなければはじまんないからヒのチェックが一番ですね。炉を見てみましょう。なんか乗っかってますね。鍛冶屋にとってホトはイノチです。神社仏閣のつもりで扱えば間違いありません。この工房は乱れてますね。

まずかたづけですねー。でもここから鍛冶屋の仕事はもう始まってます。ここでキをヒキシメましょう。何をどこにどう片付けるのかと言うことです。


ガスの点検も忘れちゃいけないですね。酸素アセチレンと、溶接用のアルゴンガスです。

 次にミツですね。これはいわゆる水ではなく、カタカムナのミツですミツとは、ミの詰まったモノのことで、けして水だけのことじゃないんです。たとえば木です。これは一般に燃料と考えられがちですが、カタカムナ的には、非常に有効な天然資源です。燃料として使われたモノは灰になりますが、この灰は使えるので決して捨ててはなりません!!使い方はいずれの機会にゆずります。

ま、水も当然使いますけど、いつどこで、どんなミツを使うかが問題なんです。はなしは飛びますが、江戸時代の刀鍛冶の中には富士山から取り寄せた雪を溶かして焼き入れに使ったりしてた人も結構いたんですよ。うちはとりあえず工房の屋根からの雨水利用でタンクに貯水して使用しています。但し日本国内では雨水に含まれる公害物質が必ずありますから使用には厳重な注意が必要です。


さて炉の状態は?
あーー、きれいになりましたね。燃料は燃料店で購入したコークスを使ってますが、これは絶対地場産のスミに転換すべきです。その入手ルートを確保するのも鍛冶屋の大切な仕事です。


さて材料はどうなってたかなーーっ?て次に思うわけですね。
次回へ続く。


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コメント 1

♪・・・泉

とにかくかっこいいです!
一度現場をじっくり拝見したいですね・・・。
製作している緊張感とか、火の熱さとか・・・
鉄の形が変わってくるところとか、熱された鉄を「じゅっ」と一気に水につけて冷やしたりとか、そのときに出る水蒸気とか・・・!
木々を鉞や斧で叩き割ったりなさるんでしょうね。。
自然人・・・
いいなぁ。。^^
by ♪・・・泉 (2006-07-12 21:23) 

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